ロシア ウクライナに軍事侵攻(7月4日の動き)

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ロシア軍とウクライナ軍が激しい戦闘を続けるウクライナ東部のドネツク州の戦況を巡り、ウクライナ軍の関係者は4日、地元メディアに対して高台の要衝チャシウヤルの一部の地区から部隊を撤退させたと明らかにしました。

この要衝を巡っては、ロシア国防省が3日、一部の地区を掌握したと発表していて、ロシア側の攻勢が続いています。

戦況について、ゼレンスキー大統領はアメリカのメディア、ブルームバーグのインタビューに対して「武器を持っていない旅団もある。アメリカ議会の支援には感謝するが、武器が届くまでに時間がかかっている」と述べ、アメリカの支援に謝意を示しつつも速やかに兵器が行き届くよう、改めて求めました。

一方、ゼレンスキー大統領は、アメリカのトランプ前大統領が、自身が大統領になれば戦争を24時間で終わらせることができるなどと発言したことについて、「戦争を終わらせる方法を知っているのであれば、いま明らかにするべきだ。われわれがアメリカの強力な支持を得られるのか、逆に孤立することになるのかを知りたい」と述べ、トランプ氏は発言の真意を明らかにするべきだという考えを示しました。

プーチン大統領 “合意に達しない停戦は不可能”

ロシアのプーチン大統領は4日、中央アジアのカザフスタンで上海協力機構の首脳会議に出席したあと、ロシアメディアと会見しました。

この中で、ウクライナとの停戦について問われ「敵が停戦を利用して自分たちの状況を有利にすることを許すわけにはいかない。ウクライナ側がロシアが受け入れ可能で不可逆な措置をとることを確認する必要がある。こうした合意に達しない停戦は不可能だ」と述べました。プーチン大統領は先月、ロシアが一方的に併合を宣言したウクライナ東部と南部の4つの州からウクライナ軍が完全に撤退することに同意し、実際に撤退を始めれば、和平交渉に応じると主張していてこうした考えが念頭にあるものとみられます。

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