4日、ロンドンで労働党が圧勝確実と報じられ、喜ぶ支持者ら(共同)

 【ロンドン共同】「最高の結果だ」「予想通り…」。4日に投開票された英国の総選挙。「変化」を訴え選挙に臨んだ最大野党労働党の14年ぶりの政権奪取が確実となり、支持者らが集まった会場は熱気に包まれた。保守党に投票した人たちは歴史的敗北にショックを隠せず、二大政党で明暗がくっきり分かれた。  午後10時の投票締め切りを前に、ロンドンで開かれた労働党支持者の集会には多くの人が詰めかけた。出口調査の結果を基に「地滑り的勝利」が報じられると、大きな歓声とともにガッツポーズをしたり、互いに抱き合ったりして喜びを爆発させた。  会社員のルース・タプレイさん(43)は「信じられない勝利だ。これで英国の政治や経済は劇的に変わる」と新政権に期待を寄せた。  オリバー・ジョンソンさん(32)は新首相となる労働党のスターマー党首について「堅実な人物で、国民にとって最良の選択だ」と評価した。  一方、ロンドンの飲食店では保守党支持者らが開票を見守った。女性会社員(34)は「労働党の圧勝は分かっていた」と言葉少なだった。


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