大統領選からの撤退を求める声が強まっているアメリカのバイデン大統領が5日に演説し、「私は出馬する」と述べて選挙戦からの撤退を改めて否定しました。
バイデン氏は大統領選の激戦州の1つであるウィスコンシン州で演説し、「これが私の答えだ。私は出馬し、再び勝利する」と述べました。
演説は原稿を映すプロンプターを使用して行われましたが、バイデン氏は「私が40歳に見えることはわかっている」と冗談を交えながらも、「討論会以来、色々な憶測が飛び交っている」と指摘しました。
その上で、バイデン氏は「私は選挙戦を続ける」と撤退を改めて否定し、「選挙に勝利し、トランプを政治的に追放しよう」と支持者らに訴えました。
バイデン氏としては、身内の民主党内から撤退論が噴出する中で、党内の結束を呼びかけた形です。
一方、アメリカメディアは、新たに民主党の上院議員がバイデン氏の撤退を求める議員団を結成する意向だと報じていて、情勢は不透明となっています。
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