大統領選挙からの撤退を求める声が強まるアメリカのバイデン大統領は7日、選挙の激戦州を訪問して演説を行うなど、不安の払拭に躍起になっています。

バイデン大統領:
アメリカを再び団結させなければならない。それが私の目標だ。

バイデン氏は大統領選の激戦州の1つである東部ペンシルベニア州で演説し、選挙戦の継続を改めて強調した上で、大統領選挙の勝利に意欲を示しました。

バイデン氏は9日からNATO=北大西洋条約機構の首脳会議を行い、11日には記者会見も行うほか、全米各地での演説も計画していて、精力的な活動で撤退論を封じ込めたい狙いがあると見られます。

一方、下院民主党のトップであるジェフリーズ院内総務は、7日党幹部らと電話会談を行いました。

会談について現地メディアは、新たに複数の下院議員がバイデン氏に対して選挙戦からの撤退を求めたと報じていて、党内に広がる動揺は収束する気配を見せていません。

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