米東部ペンシルベニア州で開かれた集会で演説するバイデン大統領(7日)=AP

【ワシントン=共同】米東部ペンシルベニア州のラジオ局が4日放送したバイデン大統領のインタビューで、質問はバイデン陣営から事前に提案されたものだったと取材者が6日放送のCNNテレビの番組で明らかにした。7日付ニューヨーク・タイムズ紙は「ジャーナリストにとって、特に政治家取材では不適切だとして広く否定されている行為だ」と批判した。

明確な受け答えで高齢不安を払拭できるかどうか注目されたインタビューで、バイデン氏は「私は黒人大統領と一緒に仕事をした初の黒人女性」と発言した。同紙は「事前に質問を知っていたにもかかわらず、つまずいた」と指摘した。

同州フィラデルフィアにあるラジオ局の取材者が八つの質問を事前に受け取り、このうち四つを選んだ。バイデン陣営は「インタビューされる側が話したい項目を提示するのは珍しいことではない」と主張した上で、今後は質問の提案を控えるとした。

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