バイデン大統領=4日、ワシントン(ロイター=共同)
【ワシントン共同】バイデン米大統領(81)は8日、与党民主党の議員団に書簡を送り、11月の大統領選からの撤退論を断固拒否した。「とどまって最後まで戦う」と表明。共和党のトランプ前大統領(78)を「打ち負かす」として団結を求めた。一方、テレビ番組への電話出演でいら立ちをあらわにし、不満がある党議員らは対抗馬として挑戦すべきだと語った。 討論会での不振で高齢不安が広がったバイデン氏は、MSNBCテレビの番組で「民主党のエリートにはいらいらする。私が出馬すべきだと思わないのなら、対抗して大統領選に立候補しろ」と発言。8月19~22日に中西部シカゴで開く党大会で「私に挑戦すればいい」と語った。 バイデン氏は議員団への2ページの書簡で、高齢不安は承知しているとした上で、トランプ氏に勝てる最適の候補は自分だと強調。撤退論を「終わりにする時だ」とし、前に進もうと訴えた。
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