イスラエル軍による空爆中に立ち上る煙=7日、ガザ北部ガザ市(ロイター=共同)

 【エルサレム共同】イスラム組織ハマスのハニヤ最高指導者は8日の声明で、イスラエル軍がパレスチナ自治区ガザ北部ガザ市で攻撃を再び強めていることで、停戦を巡る交渉が「無に帰す恐れがある」と警告した。ハマスは交渉で譲歩したとされるが合意は見通せず、双方の駆け引きが続いている。  イスラエル軍は8日、ガザ市でハマスの活動拠点に対する作戦を始めたと発表し、住民に退避を促した。爆撃や砲撃が続き、ロイター通信は多数の死者が出ているもようだと報じた。  ハニヤ氏は仲介国に緊急連絡をしたとし「交渉が崩壊すればネタニヤフ首相と軍に全責任がある」と主張した。


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