鳥取県の工芸品を海外へ売り込みます。フランス人のバイヤーとインフルエンサーが鳥取県を訪問、県内の工房などで製作の現場を視察しました。

7月上旬の米子市中心街、狭い路地を歩くのは3人のフランス人。訪ねたのは、工房「錫しげ」。工芸作家の森下明時さんが、錫を使った鋳物の作品を製作しています。
工房を訪れたのは、フランスの人気インフルエンサー「マミーブドゥ」。リザルーさん、ギョームさん夫妻がインテリアデザイン、ライフスタイル系の情報を発信し、インスタグラムのフォロワーは10万4000人を数えます。
そしてもうひとり、工芸品バイヤーのエレーヌ・デモンジェオさん。フランス南西部のビアリッツにあるコンセプトショップのオーナーです。

3人は県の招きで7月3日から5日間、鳥取県内に滞在。県内各地の窯元や酒蔵、伝統工芸品の工房を訪れました。

「マミーブドゥ」の2人は、早速錫を使った作品やその制作過程を取材します。

インフルエンサー・リザルーさん:
日常の中で使うことで、見せることによって周りのフランス人、友人たちが更に興味を持ってくれて、鳥取の工芸品の良さが波及して広がっていくことが喜びに感じます。

一方、エレーヌさんもいくつかの作品を買い付けました。

バイヤー エレーヌ・デモンジェオさん:
作品自体の力でフランス人は気に入ると思うんですけど、森下さんにお会いして、私自身がストーリーを語れる、それが非常に大事で、フランスの皆さんに、ダイレフトに伝わって、一枚一枚がフランス人の方に伝わって、受け入れられてフランス人の家庭に旅立って行くのも私にとって凄く大きな喜びです。

工芸作家・森下明時さん:
小さな米子でやっているので、あまり知られてないと思ったけど、外国から来ていただいてびっくりしました。フランスでは、錫の製品があまり無いということを聞いてびっくりして、錫は綺麗な違った雰囲気で使って頂ければなと思います。

今回、「マミーブドゥ」が取材した鳥取県の工芸の世界は、帰国後にSNSなどで発信されるということです。

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