NATO(北大西洋条約機構)の首脳会議がアメリカ・ワシントンで開幕しました。

アメリカ・バイデン大統領:
プーチンは、ウクライナにとどまらない。しかしウクライナは、プーチンを止められる。

開幕演説で、アメリカのバイデン大統領はウクライナに対し、ドイツなどと共同で5基の防空システムを追加供与すると発表しました。

首脳会議はウクライナ支援が主要議題となり、加盟国全体で7兆円規模の軍事支援を続けることで合意する見通しです。

ウクライナのゼレンスキー大統領も対面で出席し、「秋の大統領選を待たずに支援を強化すべきだ」と呼びかけました。

ウクライナ・ゼレンスキー大統領:
今こそ暗闇から出て、強い決断を持って行動する時で、11月(の米大統領選)まで待つべきではない。

バイデン氏には、大統領選からの撤退を求める声が相次いでいることから、ゼレンスキー氏は、大統領選を待たずに安定的な支援の継続をいち早く取りつけたい狙いがあるとみられます。

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