ウクライナ東部では激しい戦闘が続いていて、東部ドネツク州の知事は12日、ロシア軍による攻撃で新たに6人が死亡し22人がけがをしたと発表しました。

こうした中、ウクライナを支援するアメリカのオースティン国防長官と、ロシアのベロウソフ国防相が12日、電話会談を行いました。

両国の国防相による会談は、先月25日に1年3か月ぶりに行われたのに続いて、この2週間余りで2度目で、会談はロシア側からの働きかけで行われたということです。

会談を受けてロシア国防省は「安全保障上の脅威を防ぎ、潜在的な緊張が高まるリスクの軽減について協議した」と発表し、アメリカ国防総省も「ウクライナへの侵攻が続く中、オースティン国防長官は対話を維持していくことの重要性を強調した」としていますが、会談の具体的な内容は明らかにされていません。

アメリカのメディア、ブルームバーグは12日、関係者の話としてウクライナが供与を強く求めているF16戦闘機について、この夏に6機、年末までに最大20機が配備される可能性があると伝えていて、アメリカとロシアの国防相レベルの対話が行われる中でも双方の緊張が続いています。

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