韓国・済州市で6月29日、電動バイクのレンタルショップで火災が発生した。この店では、3日間で3回もの火災が発生。原因はリチウム電池の「熱暴走」で、前日の大雨が劣化した電池に影響を与えたとみられている。
1台のバイクから突然…炎上がる
韓国・済州市で6月29日午前、人気観光地にある電動バイクのレンタルショップで火災が発生。カメラが捉えたのは、ひとりでに電動バイクが燃え上がる瞬間だった。
この記事の画像(12枚)しかも1台だけでなく、合計3台から出火した。電動バイクレンタルショップ代表は「(火が)真上に跳ね上がった。強い勢いだった」と振り返る。
倉庫内に置いてあった1台の電動バイクから突然燃え上がった炎は、瞬く間に倉庫の天井に届きそうなほどの高さになり、従業員が慌てて消火活動に当たっていた。
さらに、この日の午後にも突然、車体から飛び散る火花が発生した。周囲が煙で覆われた次の瞬間、激しい光が辺りを包み、またしても電動バイクから出火した。
さらにこの2日後に、もう一台から出火し、わずか3日のうちに、3台の電動バイクから火災が発生した。
リチウム電池が異常な温度に
火災により、この店の電動バイク合計37台が被害にあったという。
火元となったのは、「リチウム電池」だった。
火災前日は大雨だったにも関わらず、店は営業していて、雨水が劣化した電池に入った。そのことで際限なく熱を持った結果、異常な温度となり破裂や爆発が起きる「熱暴走」が発生し、出火したのだった。
(「イット!」 7月11日放送より)
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