中国・湖南省で濁流の中を移動する、牛の大行列が撮影された。
さらに周辺では、ほかにも多くの動物が必死に水の中を泳いで、陸を求めて移動していた。
豪雨により、湖の堤防が決壊し、周辺に住む約6000人が避難を余儀なくされていた。
濁流進む牛の大行列…いったい何が?
中国・湖南省で、濁流の中を移動する牛の大行列が撮影された。
撮影場所から向こう岸にも及んでいた大行列は、少なくとも100メートルにわたって群れをなしているとみられる。
さらに別の場所では、ヘラジカの群れが「キーキー」という大きな鳴き声を上げ、岸に向かってくる仲間の姿を見守る姿もあった。
中には、はぐれてしまったのか、1頭だけで泳ぐヘラジカの姿もあった。
ほかにも、岸を目指して必死に泳ぐ犬の姿もあり、救助隊が心配そうに様子を見守っていた。
動物たちが水の中を必死に泳いでいた原因は、豪雨が影響していた。
堤防の決壊…住宅や農地が浸水
5日、中国で2番目に大きな淡水の湖である「洞庭湖(どうていこ)」の堤防の一部が決壊した。
その影響で大量の水が流れ出し、住宅や農地が浸水し、動物たちは泳いで陸地へ避難していた。
現地当局によると、今回の水害で周辺に住む約6000人が避難を余儀なくされた。
堤防の決壊は200メートル以上に及んだが、日本時間8日の夜には再び封鎖することができたという。
(「イット!」 7月10日放送より)
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