米ペンシルベニア州バトラーの選挙集会で大統領警護隊員に警護されるトランプ前大統領=13日(ロイター=共同)
【ミルウォーキー、ワシントン共同】米共和党トランプ前大統領の暗殺未遂事件で、14日、共和党から大統領警護隊(シークレットサービス)の不備を指摘し、責任を追及すべきだとの声が多く上がった。民主党の一部によるトランプ氏への個人攻撃を批判する発言も相次いだ。 トーマス・クルックス容疑者は13日、トランプ氏が演説していた集会の外にある建物の屋根から銃でトランプ氏を狙ったとみられている。ホーリー上院議員は「なぜ屋根に登れたのか」として、警戒が甘かったのではないかと疑問視。マヨルカス国土安全保障長官や警護隊幹部に、議会で証言させるべきだと訴えた。 15日にウィスコンシン州ミルウォーキーで始まる党大会で演説するコットン上院議員は「参加者が安心して来場できるようにすべきだ」と語った。 ジョンソン下院議長はトランプ氏について「米国の近代史上、これほど非難され迫害された人物はいない」と指摘。トランプ氏が返り咲けば、民主主義の脅威だと批判するバイデン大統領らの発言に触れ「個人攻撃すべきではない」とした。
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。