【サンパウロ共同】麻薬犯罪組織の暗躍により治安が悪化するエクアドルで、対策強化に向け軍の役割を拡大することの是非などを問う国民投票が21日行われる。地元紙によると、世論調査では8割が対策強化を支持。一方、暴力の連鎖がさらに広がらないか懸念の声も出ている。  国民投票の設問は憲法改正を伴わないものも含む計11項目。麻薬組織の掃討作戦での軍部隊投入や、テロ、殺人などの犯罪に対する罰則強化の賛否を問う。有権者は約1300万人。  エクアドルはコカインの世界的な生産地として知られるコロンビアとペルーに挟まれ、欧米へ密輸する際の中継地となっている。


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