米J&Jは17日、24年4〜6月期決算を発表した=ロイター

【ニューヨーク=吉田圭織】医薬品・医療機器大手の米ジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)が17日発表した2024年4〜6月期決算は、最終利益が前年同期と比べ13%減の46億8600万ドル(約7300億円)だった。M&A(合併・買収)に伴う関連費用を計上した影響で減益となり、通期予想も下方修正した。

心疾患向け医療機器メーカーのショックウエーブ・メディカルの買収関連費用を計上したことが4〜6月期の収益に響いた。

売上高は前年同期と比べ4%増の224億4700万ドルで、市場予想を上回った。処方薬や医療機器が堅調だった。

部門別では「処方薬」の売上高が約6%の増収だった。血液がん治療薬の「ダラザレックス」や前立腺がん治療薬「アーリーダ」が好調だった。医療機器やコンタクトレンズを扱う「メドテック」は約2%の増収となった。

24年12月期通期の業績予想を下方修正した。調整後の1株あたり利益(EPS)は9.97〜10.07ドルとし、従来予想(10.57〜10.72ドル)から引き下げた。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。