イスラエルとハマスとの停戦と人質の解放に向けた交渉が停滞する中、イスラエルのガラント国防相は17日、アメリカのオースティン国防長官と電話で会談し「これまでの軍事作戦の結果、人質の解放に向けハマスと合意するための条件は整っている」と述べました。

イスラエル軍はこれまでも「すべての人質を軍事作戦で取り戻すのは不可能だ」として、ハマスとの合意の必要性を訴えていて、ガラント国防相は会談でこの点を改めて強調したものとみられます。

ただ、ネタニヤフ首相はハマスへの強硬な姿勢を崩しておらず、イスラエルメディアは17日、ガラント国防相が、非公開の会合の場でネタニヤフ首相が交渉を妨げていると非難したと伝えるなど、今後、ハマスとの交渉がまとまるか予断を許さない状況です。

こうした中、イスラエル軍は17日もガザ地区の各地で攻撃を行い、中東の衛星テレビ局アルジャジーラはガザ市中心部への空爆で子ども3人を含む少なくとも9人が死亡したと伝えていて、市民の犠牲が増え続けています。

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