アメリカのバイデン大統領をめぐっては先月行われたテレビ討論会をきっかけに、身内である与党・民主党の一部の議員などから選挙戦からの撤退を求める声があがっています。

こうした中、アメリカの複数のメディアは民主党全国委員会が17日、バイデン大統領を候補者に指名する手続きを、全国党大会の前にあたる来月1日から7日までの間にオンラインで行う意向だと、関係者に通知したと伝えました。

候補者の指名手続きはこれまで党大会で行われてきましたが、委員会はことし5月、大統領選挙に関するオハイオ州の規定を踏まえ、候補者を早く決める必要があるとして、オンラインで実施する計画を発表していました。

今回、計画を進める方針を明らかにした形です。

ただ、候補者の指名を前倒しすることについては、一部の議員から「十分な議論をせずに、党の指名を早期に決着させようとしているように受け取られかねない」などと反対する声が出ていて、今後、曲折も予想されます。

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