アメリカの民主党全国委員会は8月の党大会を待たずに、来週にもバイデン大統領を党の候補者として正式に指名する予定でしたが、党内の反発を受けて延期するなど、撤退を巡る対立が再燃しています。

民主党は、8月19日から始まる党大会を待たずに、7月21日にもオンライン形式で集計を行い、バイデン氏を党の正式な大統領候補に指名する計画でした。

しかし、複数の民主党の下院議員が候補者指名を早める計画に抗議する書簡を準備していることや17日には新たに、カリフォルニア州のアダム・シフ下院議員がバイデン氏の撤退を求めるなど党内の不満の高まりを受けて、指名計画を8月上旬に延期しました。

二ューヨーク・タイムズは、新たに下院議員が撤退を求めたことについて「トランプ前大統領の暗殺未遂事件で、動きが止まっていた民主党内の反発の流れを再開させた」と報じていて、撤退論が再燃した形です。

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