19日、ロシア中部エカテリンブルクの裁判所で判決を聞く米紙ウォールストリート・ジャーナルのエバン・ゲルシコビッチ記者(AP=共同)

 【モスクワ共同】ロシア中部エカテリンブルクの裁判所は19日、スパイ罪に問われた米紙ウォールストリート・ジャーナルのエバン・ゲルシコビッチ記者に懲役16年(求刑同18年)の判決を言い渡した。タス通信などが報じた。記者は罪状を否認し、バイデン米政権は即時釈放を求めていた。  ロシア治安当局は昨年3月、ゲルシコビッチ氏が米情報機関の要請で軍産複合体に関する機密情報を入手しようとしたとして拘束した。  ロシアのラブロフ外相は17日にニューヨークで記者会見し、ゲルシコビッチ氏には「スパイ活動をしていた争いの余地のない証拠がある」と指摘。一方で、米ロで身柄交換に関する協議を行っていると表明した。


鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。