太平洋の島国では、中国が影響力を強めていて、2019年にソロモン諸島とキリバスが、ことし1月にはナウルが台湾と断交し、相次いで中国と外交関係を結んでいます。

19日、都内でNHKのインタビューに応じたナウルのアデアン大統領は、中国と国交を結んだことについて「中国と提携することが正しい歴史の方向だと確信している」と述べました。

そのうえで「中国の経済力は無視できず、島しょ国や途上国の成長を支える多くの技術を持っている」と述べ、人口が1万2000人余りと経済規模の小さい島国にとって重要なパートナーだと説明しました。

そして、ADB=アジア開発銀行が手がけ、中国が建設を請け負っている港の改良事業について「遅くとも来年の中頃には完了するようだ。国民にとって非常に期待が大きい革新的なプロジェクトだ」と述べ、課題となっているインフラの整備が進むことに期待を示しました。

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