目次

  • トランプ氏 ゼレンスキー大統領と電話会談 侵攻終結に意欲

  • ゼレンスキー大統領 欧米供与兵器の使用制限 解除求める

【詳細】ロシア ウクライナに軍事侵攻(7月19日の動き)

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トランプ氏 ゼレンスキー大統領と電話会談 侵攻終結に意欲

11月のアメリカ大統領選挙で政権奪還を目指す共和党の大統領候補に指名されたトランプ前大統領は19日、ゼレンスキー大統領と電話で会談したとSNSで明らかにしました。

トランプ前大統領は、ロシアによるウクライナ侵攻について「わたしは、次のアメリカ大統領として平和をもたらし、戦争を終わらせる」として、侵攻を終結させることに意欲を示しました。

一方、ゼレンスキー大統領はSNSで、「わたしは、ウクライナの自由と独立を守るため、アメリカの超党派による支持が不可欠だと指摘した」として、トランプ氏に対し、超党派によるウクライナ支援が重要だと訴えました。

その上で、和平の実現に向けた協議を行うため、トランプ氏と会談をすることを合意したとしています。

トランプ氏は、みずからが大統領に選ばれれば、ウクライナ侵攻を終わらせると繰り返し主張しています。

しかし、その具体的な方法や和平のあり方は明確には示していません。

このため、ウクライナだけでなく、ヨーロッパ諸国のあいだに警戒する見方も出ています。

ゼレンスキー大統領 欧米供与兵器の使用制限 解除求める

ウクライナのゼレンスキー大統領は19日、訪問先のイギリスの首相官邸で開かれた閣議に出席しました。

この中でゼレンスキー大統領は「欧米から供与された兵器の使用制限が解除されればロシアの戦争拡大の試みを阻止できる。リーダーシップを発揮し、制限を撤廃するよう各国を説得してほしい」とイギリス側に求めました。

欧米各国は、ウクライナに供与している兵器の使用について、ロシア側との対立がエスカレートしないよう当初はウクライナ国内に限定し、その後、国境付近での使用は認めましたが、国境から離れたロシア領内への使用は認めていません。

ゼレンスキー大統領は「ロシアの空軍基地を含め国境付近よりもさらに遠くを攻撃できるようになれば、ロシアのいかなる攻勢からも防御でき、前線の都市も守れる」と述べ、使用制限の解除の必要性を強調しました。

一方、今月就任したばかりのスターマー首相は、「政権が変わってもわれわれの立場に変化はない」と述べウクライナ支援を継続していく考えを強調しました。

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