ホワイトハウスでイベントに出席したハリス副大統領=22日(ゲッティ=共同)

 【ワシントン共同】米民主党の重鎮、ペロシ元下院議長(84)は22日、11月の大統領選から撤退したバイデン大統領(81)の推薦を受け、立候補したハリス副大統領(59)への支持を表明した。有力な対立候補と目された同党の知事や議員らから目立った異論は出ておらず、ハリス氏が事実上、党指名候補に決まった。米メディアが報じた。  ハリス氏は、バイデン氏の撤退を巡る動揺を早期に抑えて挙党態勢を構築し、共和党候補のトランプ前大統領(78)に対抗したい考え。今後は伴走者となる副大統領候補選びが焦点となる。ロイター通信は、ハリス陣営が24日中に指名獲得に必要な数の代議員の支持を取り付けることを目指していると報じた。  ハリス氏は、22日午後にバイデン氏の地元で選挙本部のあるデラウェア州ウィルミントンを訪れ、スタッフにあいさつするとX(旧ツイッター)に投稿した。22日を「選挙戦初日」と位置付けて「私たちは一緒に勝利する」と強調した。


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