ロシアの独立系メディア「メディアゾナ」と、イギリスの公共放送BBCは、2022年2月のロシアによる軍事侵攻以降、ロシア軍兵士の死者数について、遺族によるSNSへの投稿や地元メディアの報道などの公開情報を元に調査しています。

それによりますと7月19日の時点で、これまでに確認できた死者数は5万9725人にのぼり、この3か月で1万人近く増えたとしています。

「メディアゾナ」は、すべての兵士の死者が公表されていないため、実際にはもっと多い可能性があるとしています。

軍事侵攻での兵士の死者数は、ロシア側、ウクライナ側ともに当局が積極的に発表しておらず、ウクライナでは、ゼレンスキー大統領がことし2月、ウクライナ軍の兵士の死者数が3万1000人に上ったと明らかにしましたが、その後は公表されていません。

一方、ロシア南部のクラスノダール地方の知事などは23日、ウクライナ軍の無人機による攻撃で、フェリーが被害を受け、1人が死亡、5人がけがをしたと発表しました。

前日の22日にも無人機を迎撃した際の破片などで、石油精製所が損傷していて、クラスノダール地方では、ウクライナ軍によるとみられる無人機の攻撃が相次いでいます。

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