3日後に迫ったパリオリンピック開会式で、パフォーマンスを行う出演者の一部が、待遇の格差を理由にストライキを表明しました。

7月26日のパリオリンピック開会式では、約3000人のダンサーらがパフォーマンスを披露する予定ですが、このうち約250人が17日、開幕当日のストライキを表明しました。

労働組合によりますと、ストライキを表明したダンサーは、同じイベント制作会社に雇用されていますが、ほかの会社に雇用されているダンサーと比べて、パフォーマンスの放映など2次使用に対する報酬が最大で25万円以上も差があるということです。

組合の代表は、FNNの取材に「制作会社との交渉は停滞し、22日の事前練習もボイコットした」としています。

フランス芸能人労働組合 ルーシー・ソラン代表:
(制作会社から)まともな提案もなく、あり得ない。人をばかにしている。政治家か、オリンピック委員会か、誰かが間に入り、話し合いを再開できることを祈る。

今回のオリンピックをめぐっては、選手や観客が利用するパリ郊外の空港の職員らの労働組合もボーナスの増額を求めてストライキを通告しています。

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