【ナイロビ=共同】エチオピア南部ゴファで21〜22日に大雨の影響とみられる2度の地滑りが発生し、妊婦や子どもを含む住民ら少なくとも157人が死亡した。AP通信が報じた。アフリカでは近年、気候変動の影響で大規模災害が相次いでおり、防災対策が課題となっている。
APなどによると、これまでに少なくとも5人が救助された。現場は険しい地形で捜索活動は難航しており、地元当局者は犠牲者が今後さらに増える恐れがあるとしている。
現場周辺は21日夜、豪雨に見舞われていた。1度目の地滑りの後、捜索が行われていた最中に新たな地滑りが発生。救助に当たっていた警察官や地元住民が巻き込まれて被害が大幅に拡大したとみられる。
エチオピアでは7月から始まる雨期に地滑りが頻発している。政府は近年対策を強化し始めたが、依然として多くの地域が脆弱なままになっている。
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