11月の大統領選挙に向けてアメリカのメディア各社は、ハリス副大統領が、民主党の候補者指名に必要な数の代議員の支持を確保したと伝え、ハリス氏が、バイデン大統領の後継の党の候補者に指名される見通しとなっています。

ハリス氏は23日、激戦州の中西部ウィスコンシン州で選挙集会を開き、大統領候補を意識した選挙戦を本格的にスタートさせました。

こうした中、民主党の上下両院トップのシューマー院内総務とジェフリーズ院内総務が23日、共同で記者会見を開き、ハリス氏を党の大統領候補として支持するとそろって表明しました。

シューマー氏は「プロセスは、草の根から積み上げられたものだ。われわれは支持する」と述べて党内での支持の広がりを受けて判断したと説明しました。

有力紙、ワシントン・ポストによりますと民主党内ではバイデン氏の撤退表明後、2日余りで、連邦議会議員と州知事、合わせて286人のうち、およそ90%にあたる262人がハリス氏を支持したということです。

バイデン氏の撤退をめぐり意見が割れた民主党内では共和党のトランプ前大統領との対決を見据え、ハリス氏を中心に党の結束を図ろうという動きが加速しています。

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