アメリカのトランプ前大統領が今月13日、選挙集会の演説中に銃撃された事件で、FBI=連邦捜査局は、銃撃に関与した疑いでその場で射殺された男を地元に住むトーマス・クルックス容疑者(20)と特定し、捜査を進めています。
FBIのレイ長官は24日、議会下院の公聴会で「容疑者に関係するパソコンを分析したところ、容疑者は『オズワルドは、ケネディからどのくらい離れていたか』と検索していた」と述べ、事件の1週間前の今月6日、クルックス容疑者が1963年に当時のケネディ大統領が銃撃されて死亡し、元海兵隊員のオズワルド容疑者が逮捕された事件についてインターネットで調べていたと証言しました。
その上で、ケネディ元大統領の暗殺事件を調べたその日にトランプ氏の選挙集会への参加手続きを行ったと明らかにしました。
また、クルックス容疑者がトランプ氏の演説が始まるおよそ2時間前、演説ステージから180メートル離れた上空に11分間、ドローンを飛ばしていたこともわかったとしています。
ただ、事件の背景や動機について詳しいことはわかっておらず、引き続き、捜査を進めるとしています。
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