24日、ワシントンの米議会で演説するイスラエルのネタニヤフ首相(ゲッティ=共同)

 【ワシントン、エルサレム共同】イスラエルのネタニヤフ首相は24日、米議会の上下両院合同会議で演説した。「米国とイスラエルは結束しなければならない。われわれは勝つ」と述べ、パレスチナ自治区ガザでのイスラム組織ハマス打倒の必要性を強調した。ハマスを支援するイランや親イラン組織に対抗するため、米国の軍事支援継続への支持を呼びかけた。  ネタニヤフ氏の米議会演説は4度目。第2次大戦でナチス・ドイツと戦った英国のチャーチル首相を上回り、外国指導者として最多となった。  ネタニヤフ氏は昨年10月の戦闘開始以降の、米国による支援に謝意を表明した。一方、バイデン政権が一部兵器の供与を遅らせたことを念頭に「早く道具をもらえれば、われわれは早く仕事を終わらせる」とも訴えた。  イスラエル軍のガザ攻撃に批判的な民主党議員が欠席。議会周辺では抗議デモが開かれた。ネタニヤフ氏は各地でのデモ参加者について「悪の側に立つことを選んだ。恥ずべきだ」と批判した。  ハマスは声明で停戦への努力を妨害しているのはネタニヤフ氏だと反発。


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