鈴木宗男参院議員がウクライナへの侵攻を続けるロシアを訪問したことに関し、林官房長官は29日の記者会見で、「どのような目的であれ、ロシアへの渡航は止めていただくよう国民に求めてきている」として、訪問は望ましくないとの考えを示した。

鈴木氏は、28日にモスクワに入り、31日まで滞在して、ロシア外務省や漁業庁の高官らと面会する見通しだが、林長官は「ロシア全土にレベル3=渡航中止勧告以上の危険情報を発出して、どのような目的であれロシアへの渡航は止めていただくよう求めてきている」と述べた。

林長官はまた、「鈴木氏のロシア訪問の目的や日程の詳細について、政府として答える立場にはない」とした上で、ロシアによるウクライナ侵攻について、「国際秩序の根幹を揺るがす暴挙であり、国際社会と連携しつつロシアに対して厳しい制裁を行うなどの外交的取り組みを進めている。今後もしっかりと進めていく」と強調した。

また、鈴木氏の訪露について、政府側に「連絡等は受けていない」と述べた。

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