【詳細】ロシア ウクライナに軍事侵攻(7月29日の動き)

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ゼレンスキー大統領 東部ハルキウ州訪問で兵士ら激励

ウクライナ大統領府は29日、ゼレンスキー大統領が東部ハルキウ州の北にあるロシアとの国境に近い、ボフチャンシクの前線を視察したと発表し、ゼレンスキー大統領はSNSでも映像を公開しました。

この中で、ゼレンスキー大統領は特殊部隊の兵士らを激励するとともに現地の司令官から戦況の報告を受けたということです。

ボフチャンシクは、ことし5月にロシア軍が国境を越えてハルキウ州に侵入してから、激しい攻防が行われてきた最前線のひとつで、アメリカのシンクタンク「戦争研究所」は28日、ロシア側が一部で陣地を失っていると分析しています。

ゼレンスキー大統領としては兵士を鼓舞し、反撃を強めたいねらいとみられます。

一方で、ゼレンスキー大統領は28日、動画での演説で「ドネツクは極めて困難な状況となっておりここ数週間、ロシア軍の最も激しい攻撃が行われたのはポクロウシク方面だ」と述べ、東部ドネツク州の交通の要衝周辺でロシア軍が攻勢を強めていて、この地域でロシアの進撃を阻止することが重要な課題になると訴えました。

アメリカ ウクライナに最大306億円の軍事支援を発表

アメリカ国防総省は29日、ロシアによる軍事侵攻が続くウクライナに対し、最大で2億ドル、日本円にしておよそ306億円の追加の軍事支援を行うと発表しました。

今回の支援には、ロシア軍による無人機や誘導爆弾を使った攻撃が続く中、防空システムのミサイルや戦車に対抗するための兵器が含まれるとしています。

国防総省は「アメリカは、ウクライナがロシアの侵略と戦うために必要な能力を得ることができるよう、引き続き、同盟国や友好国と協力していく」としています。

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