ムハンマド・デイフ司令官とは
ムハンマド・デイフ司令官はイスラム組織ハマスの軍事部門であるカッサム旅団のトップです。
イスラエル軍は去年10月のハマスによる奇襲攻撃の計画や実行で「極めて重要な役割を果たした」と指摘しています。
イスラエル軍によりますとデイフ司令官は1965年にガザ地区南部のハンユニスで生まれたとされ、1987年に発足したハマスに加わりました。
その後、1989年にイスラエルに拘束されましたが、囚人交換で釈放されています。
デイフ司令官はガザ地区からイスラエル側に侵入するための地下トンネルの建設計画にも携わっていたとみられています。
アメリカ政府は2015年、デイフ司令官を自爆テロやイスラエル兵の誘拐に関与したとして国際テロリストに指定しています。
「デイフ」はアラビア語で「客人」という意味です。
長年身を隠す中、家々を転々としているとされ、イスラエル側も数枚しか写真を持たないとされるなど、情報は限られています。
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