7月31日、イスラム組織ハマスはハニーヤ最高幹部が訪問先のイランの首都テヘランでイスラエルによる攻撃によって殺害されたと発表しました。
一方、イスラエル政府は「個別の事案にはコメントしない」と述べ、確認を避けています。
ハニーヤ最高幹部の殺害について国連のグテーレス事務総長は7月31日、声明で「ガザ地区での停戦や人質の解放などに向けたあらゆる努力が必要ないま、目の当たりにした攻撃で危険は増している」などと懸念を示したうえで、外交によって事態の悪化を防ぐよう国際社会に求めました。
一方、アメリカ・ホワイトハウスのカービー大統領補佐官は7月31日、「事態の激化が避けられないとは考えていないし、差し迫っているという兆候もないが、注意深く見ている」として、停戦と人質解放に向けた交渉の合意に向けて引き続き取り組む考えを強調しました。
中東では7月30日、イスラエル軍がレバノンの首都ベイルートでハマスに連帯を示してきたイスラム教シーア派組織、ヒズボラの司令官を標的に空爆を行い、殺害したと発表し、ヒズボラ側も7月31日、殺害されたことを認めました。
アメリカの国務省はイスラエルとヒズボラとの間でも緊張が高まっているとして、レバノンへの渡航情報を最も厳しいレベルにして、国民に渡航しないよう呼びかけています。
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