インドネシアの伝統舞踊(2022年6月、ジャカルタ)=ロイター

【ジャカルタ=時事】インドネシアの日刊邦字紙「じゃかるた新聞」が、1日付を最後に暫定的に休刊した。同紙は1998年11月創刊で、発行部数約4000部。当面は電子版でニュースを提供していくという。

中村隆二社主は「このたび、編集部の要員不足により、新聞発行を続けていくことが困難な状況となりました。紙面の発刊を一時休止いたしますが、社員一同再発行に向けて編集部の体制再構築に努めております」とコメント。同日付の1面にも社告を掲載した。

世界ではインターネットの普及に伴う購読者の減少や新型コロナ禍を契機とした広告収入低下などを受け、邦字紙の休刊や廃刊が相次いでいる。海外日系新聞放送協会(横浜市)によると、同協会加盟の日刊邦字紙は、ペルーの「ペルー新報」とブラジルの「ブラジル日報」だけとなった。

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