【エルサレム共同】レバノンの親イラン民兵組織ヒズボラの指導者ナスララ師は1日、イスラエル軍の空爆で殺害された最高幹部シュクル司令官の葬儀に合わせて演説し「戦いは新たな局面に入った」と述べ、報復を宣言した。イスラエル軍のハガリ報道官は「防衛と攻撃の両面で厳戒態勢を敷いている」と主張。報復への備えと反撃の準備は万全だと強調した。  ナスララ師の演説後、ヒズボラはイスラエル北部に向けてロケット弾数十発を発射。イスラエルメディアによると、負傷者は確認されていない。  ナスララ師は、ヒズボラと共闘するパレスチナのイスラム組織ハマスのハニヤ最高指導者がイランで暗殺されたことを念頭に「超えた境界線の種類を分かっていない。イランが沈黙したままだと思っているのか」と挑発した。イランやハマスはイスラエルの仕業と断定しているが、イスラエルは暗殺を認めていない。  シュクル氏はイスラエル軍による7月30日のレバノン首都ベイルートへの空爆で殺害された。


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