【ベルリン共同】ドイツのショルツ首相は1日、ロシアとの身柄交換のため、ロシア連邦保安局(FSB)のワジム・クラシコフ元大佐を釈放したことを「難しい決断だった」と振り返った。殺人罪で終身刑判決を受けドイツで服役していた。  判決によるとクラシコフ元大佐は2019年、ロシア南部チェチェン共和国で独立派武装勢力の一員だったジョージア(グルジア)人男性をベルリンで射殺した。裁判所はロシア政府の指示による犯行と指摘した。  ショルツ氏は「終身刑を言い渡された殺人犯をわずか数年で国外追放するという決定を軽々しく下す者はいない」と述べた。


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