【ワシントン共同】米大統領選に向け民主党候補指名を確実にしたハリス副大統領は1日、黒人差別の根絶など社会正義の実現に取り組み、先月74歳で亡くなったシーラ・ジャクソンリー下院議員の追悼式に出席し「彼女の功績をたたえ、戦い続けよう」と呼びかけた。黒人の権利を擁護する姿勢を示し、支持固めを図る狙いがある。 追悼式は南部テキサス州ヒューストンで開かれた。共和党候補のトランプ前大統領は7月31日、ハリス氏が以前はインド系とアピールしていたのに「突然黒人になった」と発言。ハリス氏は「無礼だ」と反発し応酬となっており、人種問題を巡る論争が過熱しそうだ。 ハリス氏は弔辞で、ジャクソンリー氏が主導した奴隷解放記念日を祝日とする法案にバイデン大統領が署名した際、立ち会ったことを「誇りに思う」と述べた。 署名式に「大統領として」同席したと言い間違えた後、すぐに「大統領と共に」と修正すると、会場の支持者からは大きな喝采が起きた。
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