先月28日に投票が行われたベネズエラの大統領選挙を巡っては、現地の選挙管理委員会がマドゥーロ大統領の勝利を発表しましたが、野党側は野党統一候補のゴンサレス氏が大差で勝利したと主張していて、国際社会の間で選挙結果に対する疑問の声が上がっています。

マドゥーロ政権は選挙結果を認めない野党関係者への圧力を強めていて、現地のNGOによりますと、デモと治安部隊の衝突で1日までに11人が死亡、670人あまりが拘束されたということです。

また、マドゥーロ政権が選挙結果を疑問視する中南米の7か国の外交官に国外退去を命じたことを受けて、アルゼンチン政府は1日中にベネズエラに駐在する外交官を退去させると発表し、チリの政府も1日外交官の一部を退去させました。

一方、ペルー政府は先月29日にペルーに駐在するベネズエラの外交官に対して72時間以内の国外退去を命じていて、マドゥーロ政権と周辺国との対立が深まっています。

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