ウクライナ・キーウで共同通信とのインタビューに応じるコスチン検事総長=7月31日(共同)
【キーウ共同】ウクライナのコスチン検事総長は、7月に首都キーウ(キエフ)の小児病院に着弾したミサイルが、ロシア軍の戦略爆撃機から発射された巡航ミサイルと断定したと述べた。ロシア指導部の命令に基づき病院を狙った「戦争犯罪」として国際刑事裁判所(ICC)に捜査を要求し、ICC代表が7月に現場を視察したと明らかにした。 コスチン氏はキーウで7月31日、共同通信とのインタビューに応じた。ウクライナ検察は、ロシアの責任追及に向けてICCに必要な証拠と情報を提供する方針だとした。 コスチン氏によると、ウクライナ検察は病院に着弾したミサイルの残骸、映像に記録された形状、飛行ルート、病院の破損状況の解析からロシア軍の巡航ミサイル「Kh101」と断定した。 コスチン氏はミサイルが、ロシア航空宇宙軍の長距離戦略爆撃機「ツポレフ95MS」から発射されたと指摘した。 「戦略爆撃機の出動命令は、ロシア指導部から出される」と主張し、攻撃の指示系統を明らかにして責任を追及する必要があると強調した。
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