ウクライナのゼレンスキー大統領は4日、SNSで、アメリカ製のF16戦闘機がウクライナに到着したと明らかにしました。

この中で、ゼレンスキー大統領は「国のために、この機体の扱い方を習得し、使い始めている仲間を誇りに思う。ウクライナに勝利と平和をもたらす成果を出してほしい」として、F16の使用開始で戦況を好転させたいという考えを示しました。

SNSに投稿された動画には、ウクライナの国章を垂直尾翼に記したF16がミサイルを搭載して実際に飛行する様子も映っています。

ウクライナはロシアに比べて航空戦力の劣勢が伝えられてきました。

F16の供与について、イギリスの経済誌「エコノミスト」は4日、ウクライナは最初の10機を受け取ったと伝えています。

そのうえで専門家の分析としてウクライナ軍の士気を高めるのに役立つことやNATO=北大西洋条約機構の戦略データシステムとつなげることができ、探知能力の改善につながるなどのメリットを指摘する一方、供与される数が少ないことや兵士が運用経験を積むには時間がかかるなどの課題も伝えています。ウクライナの戦力強化にどこまでつながるかが焦点となります。

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