中東情勢をめぐっては、イスラム組織ハマスの最高幹部の殺害を受けて、イランがイスラエルに報復攻撃を行う構えをみせているほか、レバノンのイスラム教シーア派組織ヒズボラとイスラエル軍との間で攻撃の応酬が激しさを増しています。

中東で緊張が高まるなか、防衛省が近く情報収集などを行う調査チームをイスラエルの周辺国に派遣することが関係者への取材でわかりました。

防衛省は、イスラエルとハマスとの戦闘が始まった去年10月以降、イスラエルに滞在する日本人などを国外に輸送する場合に備えて自衛隊機を待機させていて、実際に輸送を行う場合、調査チームが関係国との調整にあたるものとみられます。

防衛省は去年10月と11月の2回、イスラエルに滞在する日本人などを自衛隊機で日本に輸送しています。

外務省によりますと、レバノンにはおよそ60人の日本人が、イスラエルには1000人余りの日本人が滞在しているということで、商用便が運航されている間に退避や出国を検討するよう呼びかけています。

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