米東部ペンシルベニア州フィラデルフィアで集会を開いた、大統領選で民主党候補のハリス副大統領と、副大統領候補の中西部ミネソタ州のワルツ知事(AP=共同)
米民主党のハリス副大統領(59)は6日、大統領選の副大統領候補に選んだ中西部ミネソタ州のワルツ知事(60)と共に東部ペンシルベニア州フィラデルフィアで集会を開き、激戦州遊説を開始した。民主党は両氏を正副大統領候補に正式指名したと発表した。ハリス氏はワルツ氏を国民に紹介し、共和党候補のトランプ前大統領(78)打倒へ気勢を上げた。 11月5日の投票まで3カ月を切った。バイデン大統領(81)に代わって出馬したハリス氏は、世論調査でトランプ氏を追い上げている。中西部のウィスコンシンやミシガンを含む激戦州で支持候補を決めかねている有権者を取り込むため、ミネソタで人気があるワルツ氏を起用した。 ハリス氏は集会で演説しワルツ氏について「米国を結束させる指導者だ」とし「中流階級のための闘士」を探していたと説明した。米メディアは、州知事として中間層に手厚い政策を進めた実績や、ハリス氏との相性の良さが選ばれた理由だと報じた。 トランプ陣営は「米史上最も過激な左翼の正副大統領候補」と批判した。
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