【エルサレム共同】イスラム組織ハマスは6日、暗殺されたハニヤ最高指導者の後任にパレスチナ自治区ガザ地区トップのシンワール指導者を選出したと発表した。対イスラエル強硬派のシンワール氏は、自身が指揮するガザでの戦闘の継続を主張しているとされる。イスラエルとの停戦交渉には前向きでないとみられており、交渉がさらに難航する恐れがある。  ハマス政治部門幹部のハムダン氏は中東の衛星テレビ、アルジャジーラに対し、シンワール氏が全会一致で選ばれたと表明。停戦交渉の行方を語るのは「時期尚早だ」と述べるにとどめた。欧米メディアは、シンワール氏選出は「イスラエルへの抵抗を続けるとの強いメッセージだ」とするハマス幹部の話を伝えた。  イスラエル軍などによると、シンワール氏はハマス軍事部門創設者の一人。イスラエルを攻撃するための地下トンネル建設やロケット弾発射装置の準備に力を注いできた。ガザ南部ハンユニス育ちで、自身に抵抗する者やイスラエルの協力者への暴力から「ハンユニスの虐殺者」と呼ばれる。


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