2月に投票が行われたインドネシアの大統領選挙では、国防相のプラボウォ氏が6割近い得票率で、前ジャカルタ州知事のアニス氏と、前中部ジャワ州知事のガンジャル氏を抑え、初当選しました。

一方、敗北した2人の陣営は3月、プラボウォ氏とペアを組んで副大統領に当選したジョコ大統領の長男の立候補が認められたのは、大統領の介入によるもので、選挙の過程に不正があったとして憲法裁判所に異議を申し立てていました。

憲法裁判所は22日、「法的根拠がない」などとして異議を退ける判断を示し、プラボウォ氏が次の大統領となることが確定しました。

異議を申し立てていた候補者のうちガンジャル氏は「勝者を祝福し、この国の問題が早く解決されることを望む」と述べ、プラボウォ氏の当選を受け入れる考えを示しました。

プラボウォ氏は10月に大統領に就任する予定で、首都の移転などジョコ大統領が打ち出した政策を継続するものとみられます。

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