【詳細】ロシア ウクライナに軍事侵攻(4月22日の動き)

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ウクライナ軍「ロシア黒海艦隊の潜水艦救難艦を攻撃」

ウクライナ軍は、ロシアが一方的に併合した南部クリミアの軍港都市セバストポリでロシア黒海艦隊の潜水艦救難艦を攻撃し、損害を与えたと明らかにしました。

ウクライナ海軍の報道官が地元メディアに明らかにしたところによりますと、南部クリミアの軍港都市セバストポリで21日、ロシア黒海艦隊の潜水艦救難艦「コムーナ」を攻撃し、火災が発生したということです。

具体的な被害は確認中だということですが、通常の航行ができない状況だとみられるとしています。

セバストポリの市長は21日、SNSで、艦艇に対するミサイル攻撃があったものの撃墜されたとした上で、落下した破片で小規模な火災が起きたがすぐに消し止められたと主張しました。

ウクライナメディアによりますと、攻撃を受けたとされる潜水艦救難艦「コムーナ」は、ロシア帝国時代の1913年に進水し、現在、ロシア海軍が運用する艦艇の中で最も古いということです。

一方、ロシア軍は、21日に続いて22日にも、ウクライナ東部ドネツク州のバフムトの西側にある拠点チャシウヤル近くの集落を相次いで掌握したと発表し、チャシウヤルに向けた攻勢を強めているとみられます。

ウクライナ国家警備隊の幹部は、21日の地元メディアとのインタビューで「ロシア軍はチャシウヤル方面に非常にうまく前進している」と述べ、厳しい状況にあるという認識を示しました。

アメリカのシンクタンク「戦争研究所」は、ウクライナ軍がアメリカからの支援を待つ間、ロシア軍はミサイルや無人機による攻撃を強化するとみられ、ウクライナ軍が今後数週間でさらなる後退を強いられる可能性があると分析しています。

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