韓国の朴喆熙(パクチョルヒ)新駐日大使が9日、着任した。東京の羽田空港で記者団に「これ以上揺るがない、後戻りしない対日関係を構築していくことが私の責任だ」と抱負を語った。

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 朴氏は到着後、関係者から花束を受け取り笑顔を見せた。その後、駐日大使に着任することに関して、「大変うれしく思い、重い責任を感じいる」と話した。来年、日韓国交正常化60年を迎えることに触れ、「対日関係をもう一段階向上させ、未来に向かっていく良い機会だ」と述べた。「国民が肌で感じられるような事業などを見つけて推進していく」と語った。

 また、日韓間の「未来の世代のために出来ることが、数え切れなくらい多くある」とし、「対日関係の信頼や協力を深めることであれば、どこにでも駆けつけ、誰にでも会う覚悟だ」と話した。

 朴氏は日本の政治・外交に詳しく、東京大特任教授、ソウル大国際大学院長などを歴任し、2023年3月からは韓国国立外交院長を務めた。日本政界の人脈も広く、尹錫悦(ユンソンニョル)大統領の外交ブレーンとして知られている。(藤原伸雄)

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