2023年8月、ジャカルタで講演するフィリピンのジャーナリスト、マリア・レッサ氏(共同)
【マニラ共同】ノーベル平和賞受賞者マリア・レッサ氏が率い、フィリピンの証券取引委員会に法人登録を取り消された同国の独立系ニュースサイト「ラップラー」は9日、「存続の危機が解消された」との声明を出した。同国の控訴裁が7月、「深刻な裁量権の乱用」だとして事実上の閉鎖命令を無効とする判決を言い渡した。 ラップラーは、麻薬取り締まりで容疑者の超法規的殺害を容認したドゥテルテ前大統領を批判。同氏から「フェイクニュース」と敵視された。 控訴裁は、外国人投資家がラップラーの預託証券をフィリピン人の経営陣に寄付したことで問題は解消したと判断した。
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