ウクライナ東部ドネツク州コスチャンティニウカの商業施設に9日昼、ロシア軍による攻撃があった。検察によると、これまでに少なくとも14人が死亡し、43人が負傷した。現場では救助作業が続いており、死傷者は増える可能性がある。

  • ウクライナ軍がロシア領内に「陣地」 「予想外」の攻撃に対応できず

 同州のフィラシキン知事によると、この攻撃には空対地ミサイルが使われ、スーパーマーケットや民家4軒、商店4軒、車両12台のほか、民間郵便会社「ノバポシュタ」の施設も被害を受けた。同社によると、従業員が1人負傷した。戦時下で郵便事業を続けるノバポシュタはこれまでも度々ロシア軍の攻撃にあっている。

 コスチャンティニウカは州都ドネツクの50キロ北に位置し、激しい戦闘が行われている東部の最前線からは20キロほどしか離れていない。

 ゼレンスキー大統領は「ロシアはこのテロに対する責任を問われることになる。我々は世界がウクライナの防衛を支援し、国民の命を救うためにともに立ち上がってくれるよう、最善を尽くす」とSNSに記した。(ロンドン=藤原学思)

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。