【北京共同】北朝鮮メディアは10日、金正恩朝鮮労働党総書記が大規模な洪水被害が起きた北西部を8、9両日に再び視察したと伝えた。金氏は仮設テントの被災者を慰問し、被災した幼児や高齢者ら計1万5千人を一時的に首都平壌に避難させるなどの支援を表明。復旧に時間がかかっていることに「申し訳ない」と述べた。  金氏は演説し、北西部平安北道だけで軍人や志願者約13万人が復旧作業に従事していると説明。被災者の生活の安定に2~3カ月かかると明らかにした。鴨緑江が氾濫すると必ず水害が起きる周辺の治水対策を根本的に見直し、住宅再建時に「理想的な農村文化都市」を造る考えも強調した。


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