【随時更新】イスラエル パレスチナ 中東情勢（8月10日）

ガザ地区でイスラエルとの戦闘を続けるハマスのハニーヤ前最高幹部が先月、訪問先のイランで殺害され、イランはイスラエルによる攻撃だとして報復を宣言しています。

イラン国営テレビは9日、軍事精鋭部隊・革命防衛隊の中でも、特にハマスをはじめとしたイスラエルと敵対する勢力の支援にあたる「コッズ部隊」のトップ、ガニ司令官が、殺害されたハニーヤ前最高幹部の後任に選ばれたシンワル最高幹部に書簡を送ったと伝えました。

この中でガニ司令官は「イランの手によってイスラエルが厳しく罰せられることは疑いがない」として、イランみずからが報復すると改めて誓ったということです。

イスラエルのガラント国防相は、アメリカのオースティン国防長官と電話で会談し、防衛面での支援について協議したとしています。

また、軍もハレビ参謀総長がイスラエルを訪問したアメリカ中央軍の司令官と状況評価を行ったと明らかにするなど、イスラエルとアメリカの間で防衛面での連携を強化していることを重ねて強調してイラン側をけん制するなど緊張状態が続いています。