インドで大雨が降った影響で、大規模な洪水・土砂崩れが発生。建物やトラックが濁流に飲み込まれたほか、街や寺院、隣接する国でも被害が確認されているという。大雨の原因に、季節風のモンスーンがあると言われている。
激流で建物倒壊
インドの増水した川の近くで、茶色く濁る激流が撮影された。付近では、建物が形を保ったまま倒壊する瞬間もカメラに捉えられている。
この記事の画像(12枚)激流によって土台が削られたのが原因とみられ、よく見ると、建物は別の左側の建物から引き剥がされるように倒壊した。
大雨の影響はこれだけに留まらず、インド各地で大雨による洪水や地滑りが発生し、多数の被害が出ている。
他の場所では、トラックが濁流にのまれる瞬間もあった。
土砂混じりの水が、重いトラックや巨大な岩を簡単に押し流していく様子が撮影された。
隣接する国でも土砂被害が…
隣国パキスタンでも、大雨が襲っていた。
山からの土砂が川に合流し、勢いはそのまま流れを断ち切るように向かってくる。大量の土砂を含んだ川は、まるで溶岩のように流れ、橋をも破壊していく。
さらに、インド北西部の街では水没も起きていた。水面に顔を出しているのは、ヒンズー教の寺院で、サルの神様・ハヌマーンが、腰の部分まで水に浸かってしまっている。
海外メディアによると、南部の州でこれまでに少なくとも250人以上が死亡。大雨の原因について、季節風のモンスーンが、近年の洪水の引き金にもなっていると伝えている。
(「イット!」 8月6日放送より)
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